令和2年3月定例会報告

 市議会に議席をいただいて初の“予算議会”となる令和2年3月定例会が終わりました。

 中でも予算規模が最も大きく、行政全般の年間執行ベースとなる最重要議案である一般会計当初予算で、宮下は無所属クラブとして賛成討論に立たせていただきました。
 最初に、新型コロナウイルス収束後に一連の対応についての検証を行うことを通じ、未知の感染症という脅威にも立ち向かうことのできる大府市となるよう願う旨を申し述べ、国全体で経済への深刻な影響が避けられない見通しである中、市民の生活と生業を守るために引き続き奮闘することを求めた上で、個別の事業については下記の通り討論しました。

 まず保育について、増加する保育需要に応えるための多額の投資がひと段落し、公立園と民間園の役割とあり方も整理され、今後は市全体の幼児教育・保育体制の安定運営に注力できる段階となることから、質・量ともに安心できる保育に引き続き取り組んでいくよう言及しました。
 次に学校については体育館へのLPガス空調の設置を取り上げ、子どもたちが健康に過ごすための教育環境整備という観点、そして、災害時における避難所環境の向上に資する投資でもある点から、大いに評価できるとしました。また、これまでも先進的に取り組んできたICT教育に関しても、文科省の「GIGAスクール構想」の将来的な全体像を的確に踏まえた上で、特にハード・ソフト両面でのICT教育環境づくりにおいては、連携する先進的な企業を含む民間インフラや専門的知見の幅広い活用を通じ、子どもたちの利益の最大化が効率的かつ持続可能な形で実現されるよう強く望む旨、申し述べました。

 官民連携分野では、令和2年度に「KURUTOおおぶ」2期目の指定管理者が募集されるほか、共和西放課後クラブ委託やプール授業の講師委託の試行、RPA推進の拡充等、民間活力を活用した市民サービスの向上と効率化が引き続き積極的に検討されることも求めました。
 そして、交通については、 昨年6月定例会の一般質問で取り上げた「地域公共交通網形成計画」が、令和2年度に策定されることに言及。都市としての付加価値をさらに高めることで、名古屋近郊の中でも若い世代に選ばれ、安心して老いることのできるまちとなるために大きな意味を持つものであるとして、計画策定後の具体的取組についても引き続き注視していく点を改めて強調しました。

 最後の総括では、行政としての継続性をもって着実に執行していくべき事業、さらなる市民サービスの拡充に資する事業と合わせ、市制施行50周年の節目に対して前のめりになりすぎることなく、挑戦と安定のバランスが適切に図られた予算となっている点から、無所属クラブとして了解との判断に至った旨を付言し、賛成討論とした次第です。

 さて、今回は現場との十分なコミュニケーションが事前に取れなかったことなどから、一般質問通告の提出を見送らせていただいたことを最後にお詫び申し上げます。一方で、新型コロナウイルス感染症対策に忙殺される執行部各所管への配慮から、一般質問そのものを自主的に行わないとする決定をした会派もありました。
 今後も新型コロナウイルスの影響が一体どうなっていくのか、先の見通しにくい状況が続くことが予想されます。だからこそ、地域の声を行政に届けるという議員として最も大切な役割に引き続き全力で取り組んでまいりますので、ご不安やご心配なことなどがございましたら、どうぞお気軽にご連絡いただければと思います。