決算審査について

 令和元年大府市議会第2回定例会が、9月3日(火)~10月1日(火)の日程で開会しました。

 9月に開かれる定例会は「決算議会」と呼ばれるもので、新年度予算を審議する3月定例会と並んで非常に重要な議会です。
 いわゆる「PDCAサイクル」のC(=Check)にあたるプロセスであり、前年度(今回は平成30年度)の行政運営が適正であったか、決算を通じて審査します。

 概ね300億円にも上る一般会計のほか、4つの特別会計に水道事業会計も加えれば、大府市の財政スケールは総じて450億円超え。
 この膨大な額の予算執行に問題がなかったか、監査委員の審査意見書や実績報告書などとも照らし合わせながら、それぞれの所管委員会で審議するのです。

 決算審査にあたっては、特別委員会を設けるところ、通常の議案と同様に常任委員会へ付託するところなど、そのまちの議会ごとに違いが出るのもなかなか興味深い点で、大府市議会の場合は総務、建設消防、厚生文教の3常任委員会が所管する事業を分割で審査する仕組みになっているほか、質問の事前通告制の有無(大府市議会は有り)にも差があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
 いずれにしても、決算書を事前にしっかりと目を通すことが当然ながら大切なことであり、決算審査と一般質問の通告書づくりでなかなか眠れない夜が続きました。

 昨日より今日、今日より明日へと、仕事をより良いものに改善していくための試行錯誤は、人も組織も変わりません。
 仮に失敗があったとしても、「それを次にどう生かすか?」が何より大切なのであり、決算審査はそれを見つめるためのプロセスだと思っています。

 失敗を責めるのではなく、「市民のより良い明日のためにどう改善していくのか?」という視点から、行政職員の皆さんに「明日へつながるヒント」として生かしてもらえるような質疑を行えるよう、全力で臨んでまいります。

 さて、今定例会の一般質問は9月11日(水)・12日(木)の2日間、13名の議員が登壇して行われます。宮下は12日(木)午後1時からの予定です。
 通告内容はこちらよりご覧いただけますので、ぜひ傍聴にお出かけくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。